ゴールデンウィークを過ぎると、さつまいも植え付けシーズンになります。さつまいもは、天ぷら、焼き芋などにに使います。ホームセンターで苗を見ると、しおれて枯れそうな苗を見ます。これが正常なのだと思いますが、パッと見では少し心配になります。
さつまいもは、種類が豊富で何を選ぼうか悩んでしまいます。我が家では、冬の焼き芋が大好きなので、あんのう芋をいつも購入しています。あんのう芋はしっとりしていて、甘くて焼き芋に向いていると思います。果肉もオレンジ色でとても、栄養価が高そうに見えます。
さつまいもの栽培記録で、読んでくださる方の参考になれば嬉しいです。
芋づる選び




夏野菜の苗は5月の連休前後がピークですが、芋づるは夏野菜の販売が終わるころにお店に並び始めました。
我が家は、安納芋は焼き芋用、鳴門金時は天麩羅など料理に使用するために毎年購入しています。
今年も、畑のスイーツといわれる安納芋を購入しました。シルクスイートも安納芋に負けずに美味しいと聞いていたので食べてみたと思い購入しました。安納芋は生の状態での糖度は16度、熟成させて焼くと40度近くなります。
テレビを見ていた時に、甘太が糖度が高くて焼き芋にしたら最高と放送していました。
安納芋は鹿児島県種子島で栽培されるさつまいものブランドです。ねっとりとした食感と濃厚な甘みが特徴で焼き芋にすると蜜芋のような味が際立ちます。
シルクスイートは絹のように滑らかな舌触りと上品な甘みが特徴と言われてます。糖度については8度ほどで一般のさつまいもより低いそうです。焼き芋にすると、熟成度合いによりますが糖度が20度を超えるそうです。糖度の割に甘さが控えめとあるので、上品な甘さといわれているのでしょう。
ご近所さんが大分県産ブランドの、さつまいも甘太を植えているのを思い出し、お願いしたら頂けました。甘太も熟成させて焼くと糖度は40度近くになるそうです。
甘太くん調達完了、嬉しいです。
結局、安納芋、シルクスイート、甘太、鳴門金時の4種類を植えることになりました。
畝たて
ジャガイモを掘った後なので、ミニ耕運機で耕しました。鍬で畝立てをと思ったのですが、身体がきついので疲れを残さないためミニ耕運機の簡易畝たて機能を使い畝立てしました。
鍬で土を寄せて高くするにはエネルギーを大量に使用します。年ですね ”笑い”
ジャガイモの後作でサツマイモの栽培は、良い選択肢と言われています。
ジャガイモはナス科の植物で連作を嫌います。サツマイモはヒルガオ科サツマイモ属の多年生植物です。ナス科の植物でないので後作も大丈夫です。
逆にサツマイモの後はジャガイモも植えることは可能です。むしろ連作障害のない玉ねぎなどが推奨されています。
畔のきわをミニ耕運機を走行して畝立てすると、畔の方にも土が寄せられていくので少し気に入らないのですが、背に腹は代えられないです。手を抜いていると、後で取り返しのつかないことになると思いますが、背に腹は代えられないです。
サツマイモの畝作り
- 排水と通気性を良くするために高い畝が必要です。
- 畝の幅は40cm、高さ20cmから30cm
- 畝立ては2週間前にやると良いでしょう。
- 畝の形状は上部が平らになると良いでしょう。
芋ずる活着を考える






甘太くんを頂いたご近所の方は、植えるところは耕したが、雨の降るのを待っていると雨待ちをしていました。
雨で畝が十分湿った後にマルチを掛けて、移植すれば100パーセント活着するので雨を待っているそうです。
ご近所の方は雨の後にマルチを掛けて、植え付けしているところを目撃しました。苗を植え付けた後、雨が降らなくて結構枯れてしまうこともあるので、その対策だと推察されます。
サツマイモは水分の多いいところには不向きです。ジャガイモが育った後なので水分は大丈夫と思い今年初めて田んぼの後に植え付けしました。
芋づる半分作戦


芋づるを50本購入してきたのですが、作った畝の長さの半分ほどで苗がなくなりそうです。半分に切って植え付けしてみよう。浅ましい考えが上手く行くがどうか分かりませんが、サツマイモように作った畝が全部使える。
芋づるは6か所から根が出ているので、3本あれば何とかなるの安易な考えからやってみました。
一本植え付けだと根が6カ所も必要ないと思います。一本植え付けは大きい芋がとれるそうです。焼き芋には少し不向きかと思いますが、大きくなる芋ばかりではないでしょう。
さつまいもの植え付け方法は、斜め植え、水平植え、船底植え付け、一本植え付けと4種類の植え付け方法があります。
植え付け方法は4種類
水平植え
- 苗を水平に植え、根が横に伸びやすい。芋の数も多い収量が多いのが特徴です。
斜め植え
苗を斜めに植えるため根が横に長く伸びる。芋の形が干し芋に適しており収穫量も多い
船底植え
苗の中央部を深く埋めて、船底のような形に植えます。水平植えよりは乾燥に強い
垂直植え
苗を垂直に植える、根が短く縦に伸びる。芋の数は少ないが個々の芋が大きくなる
土壌はPH5.5から6.5の酸性土壌でよく育つといわれています。
どの植え方を選ぶかは栽培環境や目的によって異なります。例えば干し芋を作る場合は斜め上がおすすめです。大量のさつまいもを収穫したい時は水平植えが良いでしょう。
まとめ
畝作りは高い畝を作りましょう。山の部分は水平にしてやり、苗の土の埋め方を均一になるようにしましょう。
田んぼの後で成長が余り期待できないので、垂直植えで個々の芋の成長を期待する選択しました。秋には結果が出るので楽しみです。
サツマイモは植え付けは、畝が十分湿ってからやりましょう。活着するまでは、湿り気を切らさないようにしましょう。
マルチは土の乾燥防止と草が生えないのでマルチ栽培でやりました。梅雨明けのマルチは土が暖かくなり過ぎがきになりますが、サツマイモは暑さに強いと考えて強行しました。
芋づる半分とマルチ栽培は秋に結果がでます。
コメント